「前もってやりなさい」
これが時間を最も最高に使う秘宝だと御言葉で出てきました。私はこの御言葉を聞いて、確かに、前もってやることが時間を治めるにあたってとてもいいことだと思いました。
でも、そんなに深く考えていませんでした。
先生は比喩でその大切さを語ってくださいました。
大人と子どもがいて、山の頂上に向かうとします。
子どもたちは足が短いから遅いです。だから子どもたちは夜明け前から前もって早く出発しました。大人たちは子どもたちよりも遅く出発しました。結局山の頂上に子どもたちが先に登って、山頂で見たいと思っていた目的の公演を見て、夜が来る前に降りて帰りました。でも大人たちは山頂に上ったときにはお昼で、公演が終わっていました。また夜に山を降りなければならなかったので大変な思いをしました。
だから「前もって先に行うこと」が大切だと教えてくださいました。
また、こういう比喩もありました。
柿が実を結ぶ時、実が小さかったし、数が少なかった。前もって肥料をやって育てておけば、実がならない枝に実がなる。
深いなあって思いました。
どちらも「前もって行うこと」について説明した比喩です。でも、この比喩の中にいろんな教訓と悟りがあります。
またこんな話もされました。
「前もってやらなければ、その日には慌ててできない」
「その時になって急いでやってみなさい。そのとき言葉がつっかえて上手く話せなかった」
そうか。前もってやらないで急にその日にやろうとしても、できないんだな。聞けば当然な話だけれども、どうしてこの話がこんなにも大切でしょうか。
先生はわかっていらっしゃるんだなあって思いました。その時、その日、その瞬間を突然迎えたら、「上手くできない」ということを。
上手くできないことを、最高に上手くする方法が「前もってすること」
また肥料の喩えも印象的です。ただ時間的に前もってするだけではなくて、前もって「より将来に効果的なこと」をやってこそ、その日に数倍、数十倍の実を結ぶことができるんだなって。ただ時に従って種を蒔いて、実を結んだ!やった!という話ではなくて、肥料を前もって十分にやることの意味も、話してくださいました。
今やっていることが、将来にどのような影響を与えるでしょうか?
それは、プラスになることでしょうか。それともマイナスになることでしょうか。
今やることでしょうか。今やらないといけないことでしょうか。
私も考えます。本当に今行うべきことについて。それが果たして今後にどれほど影響してくるのかについて・・・。