ミコトバ

「しかたがない」について考える


しかたがない、
てどんな時に使う言葉だろう。

しょうがないなあ

どうしようもないなあ

という言葉にも似ています。

それなら、しかたがないよね、と。

それやっちゃったら
当然そうなるよね、
という感じもあります。

ある意味では
納得して話す言葉でもありますが、
納得の中には、残念さも感じられます。

しかたがないか。

ここまで言うならしかたがない。

ここまでするならしかたがない。

好きにしなさい、という言葉にも聞こえます。

または、

もう分かった(そうしなさい)

という言葉にも聞こえます。

しかたがない、

この言葉の中には嬉しさというよりも、
私はそうは思わないけど、そこまで言うならしかたがない。
あなたが行った通りになるしかない。
どれほど私が話しても、そうするならしかたがない。私は止めない。

諦めを感じます。

断念する気持ちも感じます。

負けてあげたような感じもあります。

最善尽くしてやったけれども、
駄目だった。

何か行った、話してみた、その後に来る言葉として「しかたがない」という言葉が出てくるのではないでしょうか。

そういうとき、
心がすっきりというよりは、
残念な気持ち。
手放す気持ち。
名残惜しい気持ち。
ただ眺める気持ち。
やってももう駄目なんだという気持ち。

そんな感じがします。

もう、しかたがない。

そんな風に感じさせたくないですね。

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麦わら
東京都民。児童館で働く傍ら社会問題を勉強しながら作品「オヤビンとコブン」を書いています。子育て支援員。保育士や子育て教育支援カウンセラーを勉強中。お問い合わせ・感想はLINEでもどうぞ![プロフィール詳細はこちら]