今回は「天使と悪魔」についてまとめてみます!
天使とは・・・?
天使というと、絵の上の方で飛び回っているキューピットちゃんみたいな天使を想像しちゃいますね。
天使について聖書ではこのように書かれています。
御使たちはすべて仕える霊であって、救を受け継ぐべき人々に奉仕するため、つかわされたものではないか。(ヘブル人1:14)
御使とは<天使>のことです。そして天使は「仕える霊」とあるように霊なので姿形は見えません。しかし、実際人間の身の回りのあれやこれやと様々助けてくれているのです^^
また「救を受け継ぐべき人々に」とありますが、私たち全人類が「救を受け継ぐべき人」。人間には霊があるのですが、(この辺りはまたいつか取り上げますね)その霊を救う手助けをしてくれるのが天使なのです。
主な天使長たち
有名な天使長たちを紹介します。
・ガブリエル:喜びを伝える天使
・ミカエル:天軍の隊長
・ルシエル:人間の警護長
ガブリエルは「喜びを伝える天使」として有名で、聖書の至るところに出てきます!
天使は答えた。「わたしはガブリエル、神の前に立つ者。あなたに話しかけて、この喜ばしい知らせを伝えるために遣わされたのである。」(ルカ1:19)
ミカエルは「天軍の隊長」として、聖書の至るところで勇ましい戦いを繰り広げています!
大天使ミカエルは、モーセの遺体のことで悪魔と言い争ったとき、あえてののしって相手を裁こうとはせず、「主がお前を懲らしめてくださるように」と言いました。(ユダの手紙9節)
さて、天で戦いが起こった。ミカエルとその使いたちが、竜に戦いを挑んだのである。竜とその使いたちも応戦したが、(黙示録12:7)
最後にルシエルですが、彼は「人間を護る警護長」でした。でも、人間を護るどころか、悪魔になって人を襲っているのはなぜ・・・?というところが疑問点ですよね。この辺りは、かなり深くてこの記事では全部明らかにはできませんが、書けるところまでは書いてみたいと思います。
悪魔とは?
黎明の子、明けの明星よ、
あなたは天から落ちてしまった。
もろもろの国を倒した者よ、
あなたは切られて地に倒れてしまった。(イザヤ書14:12)神は、罪を犯した御使たちを許しておかないで、彼らを下界におとしいれ、さばきの時まで暗やみの穴に閉じ込めておかれた。(ペテロⅡ2:4)
御使とは<天使>のことだと説明しましたが、ここに出てくるのは「罪を犯した御使」ですね。
天使が罪を犯すなんてことが、あるのか!?と当初御言葉を聞き始めた麦わらさんはびっくりしました。。
そして漫画にも扱った「黎明の子、明けの明星よ」というのは、どういう表現でしょうか。
黎明とは<夜明け>という意味があります。明けの明星は<明け方に輝く金星>のことですね。
「天がから落ちてしまった、明けの明星…」そんな呼び方をするのは特別な相手に対してですよね。
これが警護長ルシエルのことでした。ルシエルは罪を犯して地に投げ落とされたあと、サタンとなりました。そして「ルシファー」と呼ばれるようになります。(ルシファーとはラテン語で「明けの明星」という意味があります)
もう少しこの部分をクローズアップしてみましょう・・・!
さて、天では戦いが起った。ミカエルとその御使たちとが、龍と戦ったのである。龍もその使たちも応戦したが、 勝てなかった。そして、もはや天には彼らのおる所がなくなった。 この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへびは、地に投げ落され、その使たちも、もろともに投げ落された。 (黙示録12:7~9)
ミカエルたちが戦った龍「すなわち悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへび」とあります。
ここで龍は地に投げ落とされ、その使たちも、もろともに地上に投げ落とされたとあります。
状況が先ほどあげた聖句と似ていますね。
ミカエルと天使たちが戦った相手が<龍>とありますが、「もはや天には彼らのおる所がなくなった」とあります。やはり龍(悪魔・サタン)は天使だったということが想像できます。黎明の子、明けの明星ともなる存在、ルシエルがなぜ悪魔になってしまったのでしょうか・・・?
1:6主は、自分たちの地位を守ろうとはせず、そのおるべき所を捨て去った御使たちを、大いなる日のさばきのために、永久にしばりつけたまま、暗やみの中に閉じ込めておかれた。 1:7ソドム、ゴモラも、まわりの町々も、同様であって、同じように淫行にふけり、不自然な肉欲に走ったので、永遠の火の刑罰を受け、人々の見せしめにされている。(ユダの手紙6~7)
これはなかなか衝撃的な聖句です…。
「自分たちの地位を守ろうとはせず、そのおるべき所を捨て去った御使たち」とありますが、先ほどと同じ御使たちと想像できます。彼らについてこういう言い回しをしています。
「ソドム、ゴモラも、まわりの町々も、同様であって、同じように淫行にふけり、不自然な肉欲に走ったので」
同様であって…つまりこの御使たちと同じように淫行にふけり、不自然な肉欲に走った…ということです…。
え、天使、淫行にふけるの・・・Σ(´∀`;)
これを通してわかるのは「天使も罪を犯すことができる」ということです。
すべての罪は心から始まる、とイエス様はおっしゃった聖句もありますよね。肉体である私達ですらそうなのに、霊はどうでしょうか?
霊はもっと敏感なのです。御言葉では「霊は心で考えたことをすぐ行うことができる存在」であると知りましたが、霊である天使も十分罪を犯す存在なのだとわかるようになりました。
ちょっと大分深まってきましたね…!
一体どうして天使長ともあろう天使が罪を犯して地に落とされるというのでしょうか・・・?
そのあたりはもっと深くバイブルスタディーを聞くとわかるようになります。
最後に、実際悪魔はどんなことをしてくるのかだけまとめてみようと思います。
悪魔(サタン)は何をしてくるのか?
これも聖書を元にまとめてみます!
13:2夕食のとき、悪魔はすでにシモンの子イスカリオテのユダの心に、イエスを裏切ろうとする思いを入れていたが、(ヨハネ13:2)
悪魔(サタン)がやることは、なんともまあ地味なものです。
ユダのとき、殴ったり蹴ったりして恐喝したわけでもなくただ、「裏切ろうとする思い」を入れてきました。
この聖句を通して、
悪魔・サタンは<心に害を加える存在>だとわかります。
急に近い存在になってきましたでしょうか…苦笑
他にも聖句はいろいろあります。
11:14しかし、驚くには及ばない。サタンも光の天使に擬装するのだから。(コリントⅡ11:14)
あらやだ。天使に偽装するそうよ。(やはり元天使、やることが違うわ)
明らかに暴力団みたいな格好で来るのではなくて、スーツを来て見た目は爽やかに来たりするってことですよね。現代の詐欺師を見ているようじゃないでしょか。悪魔もこのようにして人間を惑わすということがわかります。
さて、最後に非常に教訓となる聖句を…
2:8この世の支配者たちのうちで、この知恵を知っていた者は、ひとりもいなかった。もし知っていたなら、栄光の主を十字架につけはしなかったであろう。(コリントⅠ2:8)
もし「知っていたなら」栄光の主を十字架につけはしなかった、とあります。知っていたならキリストを十字架の道に行かせることはなかったのです。
つまり悪魔は<無知>につけこんでくる、ということがわかります。簡単な言葉で言えば「知らないこと」だから<無知>が本当に怖いです。
私も聖書について真理について知らなかったし、キリストって何ぞ?という次元でしたが、知ったら聖書全体の意味も流れもわかるようになりました。先生が具体的に教えてくださって、生きる意味も本当に変わりました。
こんな記事からでも、是非聖書について関心を持っていただけたら幸いです^^
それでは「天使と悪魔」編、これにて!