リビングについている24時間テレビ。
マラソンの中継が写っていました。
ちょうどたい平さんが、辛い道を乗り越え、会場に入るとき。
会場の多くの人が拍手をし、
応援し、
たい平さんが深々とお辞儀をしながら、
師匠である、こん平師匠の元へ走っていきました。
こん平師匠は、小さい頃見ていた笑点のメンバーの中でも、
挨拶がとっても印象的。
「チャラーン!こんぺいでーす」という声が忘れられません。
今は病気によって、上手く声が出なくて、
話してもよく聞き取れない声でした。
それでも力強く叫んで、
弟子のことを心から応援していました。
スタート直前には大喜利メンバーも見守るなか、こん平が一人で歩き、たい平の元へ。
直筆で「がんばれたい平 おれもまけない こん平」と書かれた白いタオルを受け取ったたい平は、
涙ながらに「武道館まで走る力をいただきました。絶対に完走します」と力強く誓った。
林家たい平、100.5キロマラソン涙の出発 師匠こん平がスターター
こん平師匠は、「多発性硬化症」という原因不明の難病にかかり、
その後の笑点の座布団を、弟子であるたい平さんが受け継ぎました。
その師匠のご恩に報いようと、今回24時間テレビで、走るようになったのです。
ゴールのテーピングの先にこん平師匠が車いすに座っていて、
たい平師匠がゴールした後、熱く抱擁されていました。
ぐっときました。
それを見ながら、私もいつか、このような時が来るのだなと思いました。
自分ができる「愛」とは何でしょうか。
弟子が師匠のために、笑顔で、完走し
そして多くの人々に笑顔と力を与えたように、
私も、そのような愛を、伝える人に、なっていきたいです。
心を尽くして走ってくださった私の人生の師匠にも、
心を尽くして走って、生きてさしあげたいです。