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福島で地震、津波にどきり。私たちにできること


夢があんまり良くない内容で、もだえていたら、地震の横揺れで起きました。
ぐらぐら揺れる床の上でじーっと天井だけ眺めていました。
そして、止まりかけたとき、またフッと眠くなって寝ました。

朝起きると、まさかまた福島で地震と聞いて、ドキリとしました。

気象庁は、22日午前5時59分に福島県沖を震源に発生した地震について「(東日本大震災の)余震域内で発生した。(2011年以降)地震活動が活発化しているなかでの一連の地震」との見方を明らかにしました。

仙台港で観測された1.4メートルの津波は、東日本大震災以降では最大。

「1メートル」の津波と聞いて、正直「どれくらいだろう?」と思いました。なんだかあまり高そうには思えないから、
そんなに大きなものではなかったのかな・・・・
東日本大震災のときは「40.5m」という記録的な数値でした。しかし1mだとしても油断してはいけないとTwitter上で警鐘を鳴らす投稿がありました。

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2日朝発生した、福島県沖を震源地とする地震に伴う津波に関連して、ツイッター上などで1枚のパネルの画像が注目を集めています。パネルは「浸水100センチ(1メートル)計算上の死亡率100%」「とうてい立てない 漂流物にぶつかる 死亡する確率が高い」という内容。これは2012年に内閣府がまとめたもので、当時の報道などによると、東日本大震災などでの被害状況などから算出した「一つの試算」だといいます。

(記事画像:LINEニュースより)

忘れてしまった感覚を生かすために

私たちは頭に1つ何かを考えたら1つのことしか考えられません。
だから毎日起こる多くの問題に、考えがめぐり、まためぐって、あっという間に過去のことがぎゅうぎゅうと頭の底に追いやられてしまいます。だから人間は忘却の動物だといいます。

今日の地震を経験して、ニュースでは5年前と似たようなキーワードで記事が書かれました。「津波」「原発」「東日本大震災」
もしかしたら今日の地震を通して、もう一度検索する人も増えたかもしれません。

私もその一人です。
5年前のことをもう一度検索していたら、洪水の映像が出てきました。
見てみると、津波という言葉のリアルを再確認しました。そうだ、津波はただ水の塊が押し寄せるというよりも、家や船やドロや木など巻き込んだ黒い液体がズルズルと押し寄せてくるものだ。逃げる車、逃げる人、それを見る私達ひとりひとり。その緊迫感が映像を見るとまた蘇ります。今は映像がいつでも見れる時代だから、それでも忘れない時代になったと思います。

報道ではあまり流れませんが、まだ現場での復旧作業は完全に解決されていません。
最近もいじめの問題がありましたが、福島の方を苦しめる問題はその時だけではなく、今でも続いています。

でも、私たちにできることってどんなことでしょう。
現場に行って実際に支援できる人もいれば、日々に追われて支援という言葉も思い浮かばない方もいるかと思います。
私は今日思ったのは、まずは、「忘れない」ことからだと思いました。

今できることプロジェクト」というサイトがあります。
ここには、自分にも何かできることはあるだろうか?と思う方との心の共有ができますし、
実際に行っている方々の声を聞けることができます。

screencapture-kahoku-co-jp-imadeki-index-html-1479784130644公式サイト「今できることプロジェクト」より

その人達の現状を知って、その心をわかちあうことも大きなことだと思いました。

特にいじめの問題がありましたが、人の心を労る気持ち、それひとつだけでも感覚を取り戻すならば、日本はまだまだ希望を持って前進していけると思いました。「愛」の心が死んでしまったら、どんなに優秀で権力があろうと意味がありません。関心を持つこと、忘れないこと、相手の心をわかってあげること、それ一つだけでも持って向き合うならば、絶対に変化があるはず。

その「愛」がどのような形で現れるのか、本当に様々です。この映像を見てより希望を持ちました。

私達の「関心」は「愛」は<検索>ひとつでも表すことができます。

3.11 みんな忘れていません。

私ももう一度感覚を目覚めさせて、少しでも助けになれるように自分をつくっていきます。

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麦わら
東京都民。児童館で働く傍ら社会問題を勉強しながら作品「オヤビンとコブン」を書いています。子育て支援員。保育士や子育て教育支援カウンセラーを勉強中。お問い合わせ・感想はLINEでもどうぞ![プロフィール詳細はこちら]