吹奏楽

真夏の吹奏楽部〜オーディション合宿に耐える〜


合宿と言えば真夏を想像しますが、たいていは部活の合宿ですよね。

私は高校時代吹奏楽部に入っていたので、もちろん合宿がありました。特に一年生の夏の合宿は忘れられません。

夏の合宿の目的は目前に迫るコンクールなので、普段よりも少しピリッとした雰囲気がありました。しかし比較的上下関係が熱烈(?)ではない部活だったのと、後輩として可愛がられていた方だったので、辛く感じることはありませんでした。

しかーしその年のコンクールは別でした。

1年生のときは、B組での出場が決まっていたため、40人近い部員全員は出場できません。※B組は定員35人までです。当時はもう少し少なかったかも・・・。

よって

人生初のオーディションを経験することになったのです( ;∀;)

オーディションの内容はオープニング出だしのフレーズと、サビとなるメインのフレーズを吹くこと。

まだトランペットをはじめて4か月にもならなかった私は、内心「ひーひー」言ってました。1年生だし、下手したら絶対に落ちるやろ!という環境でした。。。それでも振り分けられたパートの中では一番低いパート(4th)でしたので、ひとまず息を吹き込んで出す!!ことだけを考えました。

私の楽譜には「思いっきり出す!!自信を持って!!」などと自らを鼓舞する一言を記載していました(笑)

まだ神様を知らなかった私は、一人胸をドキドキさせながら、順番がくるのをハラハラして待っていました。(実は神様も私の隣でドキドキハラハラしていたんですよね( ;∀;)泣)

本番は小さな部屋に、机に肘をつく三人の指導者、そして中央に譜面台がひとつ。

奥の窓から日差しが漏れて、三人の指導者がシルエットのように浮かび上がっていました。汗がたれました・・・。

しかし本番ぎりぎりまで練習していた甲斐あってか、口はほぐされていたし、肺活もいきいきしていました。なので特に大きなミスをすることなく、しっかり吹いて終えることができました。

二日目の夜、結果が発表されるのですが、合格した一人ひとりの名前を呼みあげていくから冷や汗ものでした。。。

うちのパートは3年生はいなくて、2年生が1人、そして1年生だけで4人もいました。そしてなんと私以外全員経験者でした。「ふあっ終わった・・・!」と何度考えたかわかりません。でも最善は尽くしました。

結果、トランペットは5人中4人選ばれ、「麦わら」の名前が呼ばれました。

ふあっまじか!!!と心臓が破裂しそうでした。

しかし当然私の代わりに落とされた人がいるからなんとも複雑な心境だったのを覚えています。

そんな夏の合宿は1年生の頃を最後に、行わなくなりました。たった一度だけの、心に残る合宿でした。

摂理に来て思い返すと、「あ、あのとき神様に忍耐筋(力)鍛えられてたな」とか思います(笑)吹奏楽部ではいろんな能力を鍛えてもらいました。個人的にトランペットというのもハードル高かったですね。また吹部ネタは近々書きますねん♪

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麦わら
東京都民。児童館で働く傍ら社会問題を勉強しながら作品「オヤビンとコブン」を書いています。子育て支援員。保育士や子育て教育支援カウンセラーを勉強中。お問い合わせ・感想はLINEでもどうぞ![プロフィール詳細はこちら]