人生という巨大な物語を綴り、自分という主人公がいるにも関わらず、まったく異なる、本物でもない物語になんで心がひかれるのだろう?
私は昔から物語が好きで、本もよく読んだし、ゲームもよく遊んだ。
つい最近も、児童書コーナーで今話題の「未来のミライ」を読んだ←
映画で見てこそやん!!と突っ込まれそうですが(^ー^;A
是非劇場で観たかったんですけど、あまり時間がなく、、物語だけでも見てみたくて読んでしまった←(アニメはほんとすごかったみたい)
ストーリーは賛否両論だと言われているみたいだけど、私はとても好きなお話でした。
主人公の男の子、くんちゃんの素直な幼心がかわいくて、懐かしい気持ちにもなった。
お母さんの愛、お父さんの愛をこんなにも欲してたかなあと、自分のことを考えました。
子供の頃は、空想家で、くんちゃんのように冒険、探検を繰り返していました。
今の私は空想する材料を探すばかりで、子供のころの空想力がほしいと思ってしまうほど( ノД`)
とても楽しく、じんわりと残る物語だったと思いました。
人はなぜ物語を読むのでしょう?
「現実にはない新しい世界があるから」
私はそう思いました。
現実と空想、この関係は切っても切り離せない関係。
現実は、満たされない心を空想世界に希望を見いだし、空想世界は、現実と密着しているから、結局は現実に向かわせる力があるのだ。
それも客観的に現実を見ることができる。
作者の思いが反映された世界だけども、
現実にもう一度立ち向かう勇気をくれる。
私も物語を読んで力を受けた。
現実で、もっと頑張ろうとする力。
それが物語の力なのだなと思った。
物語が示すものの多くが「真理」
ええ、真理?と思うかもしれないけれども、物語の多く、とくに児童書の多くは、真理に導くお話が多いです。
(私が児童書が好きな理由のひとつ(*^_^*))
未来のミライというお話も、
家族のつながり。
過去から未来へ繋がる愛がテーマなんじゃないかなあって思いました。
くんちゃんの成長も大きなみどころ。
王道のテーマだけども、私たちが忘れてはいけないことでしょう。
愛
家族愛
隣人愛
成長すること
絆
仲間
みんな真理です!
神様が好きなもの。
神様が大切にしているものです。
善良な心を取り戻すことができる、大切な物語です。
描き方はいろいろだとしても、結局その、大切な真理を胸に刻むために、物語となって私たちに問いかけてきます。
物語は、客観的に、自分とは関係ない世界のように取り繕いながらも、諭す力があります。
私は何度物語で諭されたか分かりません笑
面白い物語、深い物語、たくさんありました。
何が大切なのか忘れやすい現代だからこそ、物語の力をもっと発揮できたらいいなと思いました。
イラストはせっかくだから、未来のミライのくんちゃんを描きました!
この絵柄、少し私の絵と似たものを感じる笑
優しい絵が、好きだなあ。