朝が来て、出勤するまで、考えがぼーっとしてしまうことがあります。
出勤すると、仕事があるのでそこに没頭しますが、営業に行くと一人になるので、また少しぼーっとします。
それでスマホにダウンロードしている聖書アプリで一章読んだのですが、場所はコロサイ人への手紙一章。
この「~の手紙」の部分はパウロ先生が、ローマの牢獄で書かれた手紙なので、読むだけで当時の状況を思い描かれて、身が引き締まります。
(獄中で書かれた手紙は「獄中書簡」と呼ばれています。
コロサイ人への手紙の他にも、ピリピ人への手紙、ピレモンへの手紙、エペソ人への手紙も、ローマの牢獄で書かれたと一般的に言われているそうです。)
獄中と簡単に書きますが、当時の獄中は今とは違って、もっと残虐で、獄中で亡くなる方も数多くいました。
パウロ先生がいらした獄の壁に凹んでいるところがあると聞いて調べてみたら、
たしかに凹んでいる箇所があるみたいです。
ここは看守に頭を掴まれ、壁にぶつけられた跡だと聞きました。
このようにして酷い仕打ちをたくさん受けます。聖書にはパウロ先生が何度も鞭打たれるシーンもあり、とても痛々しいです。
このようにして信仰を守りながら、手紙を書き、福音を伝えられたのでした。
その姿を思い描くと、
「自分、ぼーっとしてる場合か。このように命をかけて生きるときじゃないか。今自分にできるときを最大限やってみるときじゃないか」
と身が引き締まるのでした。