参考サイト様:新約聖書の通貨単位まとめ様/布忠様
今回は聖書に出てくる「通貨単位」を調べてみました。
デナリ
デナリを詳しく見る前に、こちらの喩え話を読んでみましょう!
一万タラントの負債を抱えた僕の話
18:23それだから、天国は王が僕たちと決算をするようなものだ。 18:24決算が始まると、一万タラントの負債のある者が、王のところに連れられてきた。 18:25しかし、返せなかったので、主人は、その人自身とその妻子と持ち物全部とを売って返すように命じた。18:26そこで、この僕はひれ伏して哀願した、『どうぞお待ちください。全部お返しいたしますから』。 18:27僕の主人はあわれに思って、彼をゆるし、その負債を免じてやった。
18:28その僕が出て行くと、百デナリを貸しているひとりの仲間に出会い、彼をつかまえ、首をしめて『借金を返せ』と言った。 18:29そこでこの仲間はひれ伏し、『どうか待ってくれ。返すから』と言って頼んだ。 18:30しかし承知せずに、その人をひっぱって行って、借金を返すまで獄に入れた。 18:31その人の仲間たちは、この様子を見て、非常に心をいため、行ってそのことをのこらず主人に話した。 18:32そこでこの主人は彼を呼びつけて言った、『悪い僕、わたしに願ったからこそ、あの負債を全部ゆるしてやったのだ。18:33わたしがあわれんでやったように、あの仲間をあわれんでやるべきではなかったか』。 18:34そして主人は立腹して、負債全部を返してしまうまで、彼を獄吏に引きわたした。
さて、ここに出てくる百デナリはいくらでしょうか?
1デナリは一日の賃金くらいで約五千円〜一万円とありました。
もし1デナリを一万円だとした場合、百デナリは…1000000円(百万円)てことになります・・・!!
しかし話を読んでわかるとおり、百デナリを貸した「僕」も王様に借金をしていました。
金額は一万タラント。
漫画を読んでくださった方はどれくらいの金額かもう予想がつきますよね・・・(;・∀・)
10,000,000,000……!!!!!(未知数)
一万タラントも負債、到底返せる金額ではありません。それで哀願する僕を見て王は、この負債を赦してくださいました!
でもどうでしょう。その後僕は百デナリの負債を抱えた仲間を赦すことをしないで、獄に入れて閉じ込めました・・・。結局その話を聞いた王は立腹してその僕が負債を返すまで獄に入れることにしたのでした。
天の前で私達もこれと同じくこうだとイエス様はおっしゃいました。
あなたがためいめいも、もし心から兄弟をゆるさないならば、わたしの天の父もまたあなたがたに対して、そのようになさるであろう」。(マタイ18:35)
タラント
タラントを詳しく見る前に、こちらの喩え話を読んでみましょう!
タラントを与えた王とタラントをもらった僕の話
25:14また天国は、ある人が旅に出るとき、その僕どもを呼んで、自分の財産を預けるようなものである。 25:15すなわち、それぞれの能力に応じて、ある者には五タラント、ある者には二タラント、ある者には一タラントを与えて、旅に出た。
25:16五タラントを渡された者は、すぐに行って、それで商売をして、ほかに五タラントをもうけた。 25:17二タラントの者も同様にして、ほかに二タラントをもうけた。 25:18しかし、一タラントを渡された者は、行って地を掘り、主人の金を隠しておいた。 25:19だいぶ時がたってから、これらの僕の主人が帰ってきて、彼らと計算をしはじめた。 25:20すると五タラントを渡された者が進み出て、ほかの五タラントをさし出して言った、『ご主人様、あなたはわたしに五タラントをお預けになりましたが、ごらんのとおり、ほかに五タラントをもうけました』。 25:21主人は彼に言った、『良い忠実な僕よ、よくやった。あなたはわずかなものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ』。
25:22二タラントの者も進み出て言った、『ご主人様、あなたはわたしに二タラントをお預けになりましたが、ごらんのとおり、ほかに二タラントをもうけました』。 25:23主人は彼に言った、『良い忠実な僕よ、よくやった。あなたはわずかなものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ』。
25:24一タラントを渡された者も進み出て言った、『ご主人様、わたしはあなたが、まかない所から刈り、散らさない所から集める酷な人であることを承知していました。 25:25そこで恐ろしさのあまり、行って、あなたのタラントを地の中に隠しておきました。ごらんください。ここにあなたのお金がございます』。 25:26すると、主人は彼に答えて言った、『悪い怠惰な僕よ、あなたはわたしが、まかない所から刈り、散らさない所から集めることを知っているのか。 25:27それなら、わたしの金を銀行に預けておくべきであった。そうしたら、わたしは帰ってきて、利子と一緒にわたしの金を返してもらえたであろうに。 25:28さあ、そのタラントをこの者から取りあげて、十タラントを持っている者にやりなさい。 25:29おおよそ、持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう。 25:30この役に立たない僕を外の暗い所に追い出すがよい。彼は、そこで泣き叫んだり、歯がみをしたりするであろう』。
さて、タラントってものすごい金額だったと知りましたね!
この話をはじめて読んだ時、私は一タラントの人が可哀想だなと思いました。だって一タラントよりも五タラント、二タラントの方がずっと多いから。
でも、「タラント」がどれほどの価値ある金額かわかったあとは、え、なんで土に埋めたやん!!とオヤビン同様に突っ込みたくなりました。
ちなみに、タラントは「タレント(個性・才能)」の語源になっています。
神様は一人ひとりに「タラント(個性・才能)」を与えています。その才能を五タラント、二タラントの人のように、もっと使ってその個性と才能を開発するなら、もっと良いものを管理できるようにされました。
でも一タラントの人のように自分のタラントを<地の中に隠しておく>てどういうこと・・・?
まるで他人と比較して、自分には何もない、自信がないと思って何もやらない人だと先生はおっしゃいました。
また、能力があり素質があったのに怠けて一生懸命にやらなかった人でもあり、主人の心を誤解して熱心にやらなかった人だとおっしゃいました。
「みんなそれぞれ才能があるんだけれども、それぞれ才能が多かったり、少なかったりします。 才能が少ないからといってやらなければ、タラントを地に埋めておいたのと同じです。残るものがありません。だから、「少ないタラントも育てなさい」。そうすれば多くなるのです。」(鄭明析先生の御言葉より)
コドラント
コドラントに関してはこの聖句を引用しましょう!
山上の説教の御言葉(抜粋)
5:21昔の人々に『殺すな。殺す者は裁判を受けねばならない』と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。 5:22しかし、わたしはあなたがたに言う。兄弟に対して怒る者は、だれでも裁判を受けねばならない。兄弟にむかって愚か者と言う者は、議会に引きわたされるであろう。また、ばか者と言う者は、地獄の火に投げ込まれるであろう。
5:23だから、祭壇に供え物をささげようとする場合、兄弟が自分に対して何かうらみをいだいていることを、そこで思い出したなら、 5:24その供え物を祭壇の前に残しておき、まず行ってその兄弟と和解し、それから帰ってきて、供え物をささげることにしなさい。 5:25あなたを訴える者と一緒に道を行く時には、その途中で早く仲直りをしなさい。そうしないと、その訴える者はあなたを裁判官にわたし、裁判官は下役にわたし、そして、あなたは獄に入れられるであろう。 5:26よくあなたに言っておく。最後の一コドラントを支払ってしまうまでは、決してそこから出てくることはできない。
これは有名な山上の説教と呼ばれるシーンでイエス様が群衆に語られた御言葉です。
一コドラントはどれくらいでしたでしょうか・・・?
当時のローマの入浴料金(約78円)とありました。
シビアじゃの〜とオヤビンは嘆いていましたが、
聖書でなかなかシビアな問題として取り上げられるのが「罪の問題」です。
5:29もしあなたの右の目が罪を犯させるなら、それを抜き出して捨てなさい。五体の一部を失っても、全身が地獄に投げ入れられない方が、あなたにとって益である。(マタイ5:29)
目ひとつ、右の手ひとつ罪を犯すとしたら、それを切ってでも地獄に落ちないほうがあなたにとって益である。一コドラントのようなほんの少しの罪だとしても、悔い改めてキレイにしてこそ、自分にとって益になります!毎日シャワーをするように、悔い改めをしていきましょう^_^!
『通貨単位』どうだったでしょうか・・・?
正しく分かると、もっと深く御言葉が理解できるようになりますね!また気が向いたら通貨意外の単位にもチャレンジしてみます(^^)もしこんなのやってほしいなどありましたらお気軽にお問い合わせください☆それでは!