一度やって失敗しても、準備してもう一度やればうまくいくこともありますよね。
私は人前に出て発表することが苦手でした。
それは小学1年生のときでした。夏休み明けの朝礼の時間に、今後の目標を全生徒の前で発表してほしいと先生から頼まれていました。
当時の私はあまりにも幼く、よわっちくて、全生徒の前でと考えるだけでも頭がまっしろけになりました。それにどの程度のことを話したらいいのか分からない状態だったので、「もうこれでいいや」と言わんばかりの内容しか準備しませんでした。
当日。
私は舞台の前に立ちましたが、私以外の人も発表する人が何人もいました。そして私よりも前に発表する人がいましたが、とてもとても言葉が達者で、長くて、しっかりまとまったかたちで発表を終えていました。
私はやばいと思いました。
しかし順番が来るからしかたがなく発表しました。
その時私が発表した内容は以下の通り。。。
「わたしはさんすうがにがてなので、さんすうをがんばりたいです」
しーーーん(^。^)
わずか数秒の発表でした。会場のみんなぽかーんとして、「え?終りなの??」という空白の時間がありました。そして誰かが気がついたかのようにまばらな拍手が聞こえてきました。
ほんとーーに恥ずかしかったです(笑)今でも情景が鮮明に思い出せます。
幼い私は後悔しました。
「ああ。もう少し準備してからやればよかった。他の人はあんなにたくさん話しているのに、私は数秒しか発表できなかった。恥ずかしい。この程度でいいと思ったら、予想以上だったな。」
このように幼いながらに反省しました。そして今度やるときにはもう少しちゃんとやろう、と思いました。一度目の大失敗に本当に心がめげそうでした。
私のやりたくない心とは裏腹に、授業の一環でたくさん人前で発表する機会がありました。そして高校生になるまで、本当にたくさん人前に出る機会がありました。
ところが、やればやるほど、だんだんとコツをつかんでいくのを感じました。小学3年生くらいになると、もう人前に出ることは恐くなく、むしろワクワクする自分がいました。
高校生にもなると、発表のコツが分かったし、クラス内で選ばれて人前に立つほどにもなりました。
本当に驚くべき復活劇だなと思います。
今思えば、神様がたくさんの機会を与えてくださいました。
先にあったことは、また後にもある、
先になされた事は、また後にもなされる。
伝道の書 1章9節 抜粋
この聖句はいろいろな深い意味をもっていますが、その中でも「前にもあったような失敗やできなかった出来事は、また繰り返してくる。それはできなかったことを乗り越えられるようにするためだ」という話を聞きました。
神様はそのようにして乗り越えられるチャンスを下さっているのです。
摂理に来ても、自分の思っていた以上のことだったのに、それほどまでにできなかった・・・ということがありました。
けれども、必ずできるようにと機会をくださる神様の働きを最近も感じるようになりました。
やればできるし、準備してやろうとした分だけ、もっとできるようになります!
今できることを最善尽くしてがんばっていきましょう~!