オヤビンとコブン

「死んだらどうなるの?」(16)後半


神のなされることは皆その時にかなって美しい。神はまた人の心に永遠を思う思いを授けられた。(伝道の書3章11節)

前半、永遠を慕う心は「霊の気持ち」と聞かされたオヤビン、コブン。

そして永遠な存在であられる神様は、「人間の霊と永遠な愛を成すため」にすべてを創造されたことが明らかにされた・・・・

果たしてオヤビンとコブンは自分に霊があることを認められるのだろうか??!

オヤビン
オヤビン
・・・・・。
コブン
コブン
・・・・・。
麦わらさん
麦わらさん
今日は後半戦ですね!がんばっていきましょう!!
コブン
コブン
はい!!前回霊について教えていただきましたけど、ぼく質問があります!
麦わらさん
麦わらさん
はい!
コブン
コブン
人間ならみんな霊があるんですか?
麦わらさん
麦わらさん
うん!人間なら誰でも霊があるよ!そして聖書では人生は一度切り。そして霊が永遠に生きることが書かれてるよ!

そして、一度だけ死ぬことと、死んだ後さばきを受けることとが、人間に定まっているように(ヘブル人への手紙9章27節)

しかし人のうちには霊があり(ヨブ記32章8節)

ちりは、もとのように土に帰り、霊はこれを授けた神に帰る。(伝道の書12章7節)

コブン
コブン
霊は「永遠に存在する」んですよね?
麦わらさん
麦わらさん
そう。だから人間って実は「永遠な存在」なんだ。
オヤビン
オヤビン
まじか
コブン
コブン
・・・ぼく「永遠」って聞くと、うれしくもあるし、怖くもあるんです。

聖書って「天国と地獄」について書かれていますよね・・・・?

天国はいいけど、地獄って聞くとどうしても受け入れたくない感じがして・・怖いなあって。

オヤビン
オヤビン
コブン、恐れる必要ないで。そんなんあるわけないやろ!
麦わらさん
麦わらさん
もしあったらどうでしょうか・・・?
オヤビン
オヤビン
(え、ええーーーーーーー)
オヤビン
オヤビン
(そこ、つっこまんでええやろーーーーー)
麦わらさん
麦わらさん
誰でも地獄を認めたくありません。私もそうでした。

正直、天国も地獄も興味ないし、

人生こんな大変な思いをして生きるのに、死んだ後まで辛い現実があるんだったら、

神様人間を苦しめたいのか???とすら思いました。

オヤビン
オヤビン
(まったく同感や)
麦わらさん
麦わらさん
でもこの現実を分かったうえで聖書を読まないと、聖書で書いてあることがまった理解できないんです(*_*)

どうして神様は人間を創造されたのか?どうして地上にキリストを送ったのか?また悪魔はなんで人間を堕落させたのか。

全部「霊」にかかわってくるんです。

コブン
コブン
ううん・・・そこは絶対なんですね・・・。
麦わらさん
麦わらさん
まずは理解するところからはじめたら大丈夫。ここを読んでみよう。

しかし善悪を知る木からは取って食べてはならない。それを取って食べると、きっと死ぬであろう。(創世記2章17節)

コブン
コブン
前回も読みましたねここ。
麦わらさん
麦わらさん
そうだね。じゃあ問題!

結局アダムとエバは善悪を知る木の実を食べて堕落してしまったけれども、本当に死んだのかな?

コブン
コブン
ええ??あれ、どうだったっけ・・・?

死んだんだっけ・・??

オヤビン
オヤビン
あれやで、追い出されたんや。エデンの園。

そこで主なる神は彼をエデンの園から追い出して、人が造られたその土を耕された。(創世記3章23節)

コブン
コブン
ほんとだ。追い出されてる。

・・・ん??てことは・・・

オヤビン
オヤビン
・・・死んでないとちゃうか???
麦わらさん
麦わらさん
ファイナルアンサー??
オヤビンコブン
オヤビンコブン
ファイナルアンサーーーー!!!
麦わらさん
麦わらさん
正解は・・・・(どろどろどろどろどろ)
オヤビンコブン
オヤビンコブン
(どろどろどろどろどろ)・・・・・・(ゴクリ)
麦わらさん
麦わらさん
当たり!!!だけど

・・・間違いです!!!

オヤビン
オヤビン
ッどういうことやコラアッ!!(怒)
コブン
コブン
オヤビン落ち着いて~~!!(止)
麦わらさん
麦わらさん
わ~~ごめんごめん!!うそうそ!

いや!うそじゃない!ほんとにそうなんです!

オヤビン
オヤビン
しっかり説明せんか!!?
麦わらさん
麦わらさん
はい!つまり正解は、肉体は死んでいない、です!

でも、間違いは「たしかに死んだ」ということです。

コブン
コブン
ええ?肉体は生きてるのに、何が死んだんですか?
麦わらさん
麦わらさん
こんな聖句があります。

耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい。勝利を得る者は、第二の死によって滅ぼされることはない。(ヨハネの黙示録20章14節)

オヤビン
オヤビン
だ、第二の死・・・?
麦わらさん
麦わらさん
そしてこれはさっきの聖句です。

そして、一度だけ死ぬことと、死んだ後さばきを受けることとが、人間に定まっているように(ヘブル人への手紙9章27節)

麦わらさん
麦わらさん
この聖句、似ていると思いませんか?
コブン
コブン
死んだ後のさばき、そして、第二の死・・・・。
コブン
コブン
これって肉体が死んだあとの話だから・・・
コブン
コブン
・・・・もしかして

「霊」のことですか!?

麦わらさん
麦わらさん
まさしく!霊のことです!!
オヤビンコブン
オヤビンコブン
どうゆうことーーー!!?!

霊も死ぬの?

コブン
コブン
れ、霊って死ぬんですか!!?(怖)
麦わらさん
麦わらさん
うん、気になるよね!説明しましょう!
麦わらさん
麦わらさん
肉体は死んだら終わるけれども、 霊は死んでも終わりではないんですよ!

まず「死」という概念について整理してみよう!

じゃじゃん!!

オヤビン
オヤビン
リモコンや・・・・。
コブン
コブン
リモコンですね・・・。
麦わらさん
麦わらさん
これは死んでいるでしょうか?生きているでしょうか?
オヤビン
オヤビン
リモコンは生き物ちゃうで。
麦わらさん
麦わらさん
そう!でも、これ、「ボタン押しても動かない」んです。
コブン
コブン
え〜動かないんですか?それなら、死んでるのと同じかなあ。
麦わらさん
麦わらさん
そう!動かないリモコンはまるで死んだ状態と同じです。

存在していても、死んでいる・・・つまり

「機能を果たせない状態」を<死んでいる>と表現しました。

オヤビン
オヤビン
ほう?つまり、霊もってことか??
麦わらさん
麦わらさん
「 きっと死ぬであろう」と神様が話したのは、肉体のことではなく、霊のことだったんです!
コブン
コブン
なんと・・・!!?

でも、なんで霊の機能を果たせなくなってしまったんですか?

麦わらさん
麦わらさん
簡単に言うと、罪を犯してしまったからなんです。

見よ、すべての魂はわたしのものである。父の魂も子の魂もわたしのものである。罪を犯した魂(※)は必ず死ぬ。(エゼキエル18章4節)
※韓国語では魂が「霊魂」と訳されます。

コブン
コブン
罪を犯すと、霊が死ぬ!??
麦わらさん
麦わらさん
アダムとエバは神様の御言葉を守らず、悪魔の言葉に従ってしまいました。

それによって神様との関係が切れてしまったんです。

まるで、人間同士も互いに心が合わなくなると別れてしまうように、霊が死ぬと神様との関係が切れてしまうんです。

コブン
コブン
霊について今まで知らなかったのは、

神様との関係が切れちゃったからなんですか??

麦わらさん
麦わらさん
うん、そうなんだ。だからまずは関係を取り戻さないといけないよね!
コブン
コブン
ど、どうやったら取り戻せるんですか!!?
麦わらさん
麦わらさん
ズバリ、神様の御言葉を聞く事だよ!!

これは、なぜキリストが来る必要があるのかと関係してくるよ^^

なんでキリストは来るの?

麦わらさん
麦わらさん
さて、キリストはなぜ地上に来たでしょうか?
オヤビン
オヤビン
救うためやろ?犬でも分かるで。
麦わらさん
麦わらさん
ならば!何を救うためでしょう!?
コブン
コブン
え〜〜っと・・・病人を癒やしたり、貧しい人を助けたりしてたけども・・・
麦わらさん
麦わらさん
それもたしかに必要だったね。
麦わらさん
麦わらさん
でも、イエス様が生きている間に一番なさったことは、

「御言葉を伝えること」だったんだ^^

イエスは彼に言われた、「わたしは道であり、真理であり、命である。だれでもわたしによらないでは、父のみもとに行くことはできない。」(ヨハネ14章6節)

コブン
コブン
父のみもとに行く・・・
麦わらさん
麦わらさん
「父」は神様のことをさしているよ。イエス様は神様と人間の間を中保して、人間を神様のもとへ行けるように、御言葉を伝え続けたんだ。
オヤビン
オヤビン
関係性を取り戻すために、か。
麦わらさん
麦わらさん
御言葉が霊を生かす糧なんです。そして霊が生きてこそ関係性を取り戻すことができます^^! 十字架の深い話についてはいつかお話することにしましょう!
麦わらさん
麦わらさん
どうでした?霊について、少し信じられそうですかね^^;?
コブン
コブン
そうですね・・・!霊は見えないですが、霊について分かってこそ聖書の言わんとしていることがわかるような気がしました!!見えないけども、ぼくは信じてみます!
麦わらさん
麦わらさん
うん、分からないことは多いと思うけど、学ぶ中で分かってくると思うよ!根気強く祈り求めてみてね!
オヤビン
オヤビン
はあ〜。霊かあ。わしにもあるんかの、霊・・・。永遠な自分。見えたらええのに。
麦わらさん
麦わらさん
ははは。大丈夫、必ずありますよ(笑)人間は本質的に善良なものを追い求めますが、これも霊があるからなんです。霊は神様に似せてつくられているから。

しかし、御霊の実は、愛、喜び、平和、寛容、慈愛、善意、忠実、柔和、自制であって、これらを否定する律法はない。(ガラテヤ人への手紙5章22節)

麦わらさん
麦わらさん
霊についてはここで終わりにしましょう!また何か質問があれば随時お話しますね^^

捕捉

今回の話は非常にまとめるのが難解でした(^ー^;A
死後の話や霊の話って、中々デリケートな話だと思うのです。オカルトちっくなイメージ持たれてる方も多いだろうし、その存在事態否定される方も多いでしょうから。
疑問の多い話だと思います。私もそうでしたので、こういう形で紹介すべきか悩みました。

なので今回は「聖書を読むとき、霊の存在があることを前提に読まないと、全ての辻褄が合わないんだな。」ということを理解していただければ万々歳です。

聖書は旧約も新約も一貫しています。神様が何を目指して天地創造、人間創造をされたのか、是非神様目線に立って少しでも考える時間になれたら幸いです(*^^*)

いつも読んでくださって感謝します。
何かありましたらお問い合わせくださいm(_ _)m

 

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麦わら
東京都民。児童館で働く傍ら社会問題を勉強しながら作品「オヤビンとコブン」を書いています。子育て支援員。保育士や子育て教育支援カウンセラーを勉強中。お問い合わせ・感想はLINEでもどうぞ![プロフィール詳細はこちら]