続けて心理学について勉強をしているのですが、お次は麦わらさん的には意外であり、よくよく考えてみると、自分にもあったかもしれない子どもながらの心理を学びました。
児童期・学童期の特徴
児童期・学童期の子どもたちを見ると、なんというか、微笑ましいですよね。愛らしく、無邪気に遊んでいる姿を見ると、ああ、このような心は一体どこへ・・・などと老けこんだことを考えます。しかし、親の立場になってみると、楽しい半面大変なときでもありますよね。きっとイラッとしてしまうことも多いかもしれません。
しかし、この時期の子どもたちには乗り越えるべき「発達課題」があります。それが「劣等感」なのです。
どうして子どもたちに「劣等感」が生じるでしょうか。それはお友達と自分を比較したり、喧嘩したりしながら生じる、心の葛藤。家の環境を抜けだして、学校という社会に入るようになった子どもたちは、今まで接したことがないくらい自分と同じ年齢の子と共同生活しなければなりません。社会に適応するために子どもたちも様々にもがきを経験します。
考えてみれば、麦わらさんもこのとき、多くのことを学び、また傷も受けました。この時期に経験した友達との葛藤と乗り越え方は、今でも繋がる葛藤になり、乗り越える術になっているなと感じるのです。ちょっと大人びた小学生時代を過ごした麦わらさんがもっとも学んだのは「相手をどう傷つけないようにするか」でした。一方的に好かれて、その子にずっと縛られたような2年間を過ごして、本当に当時は嫌だったのですが、でも嫌いとも言えなくて、どうその場をしのいだらいいのか、どう話したらいいのかとても考えたのを覚えています。
「劣等感」を抱かせない
このようにして小学生とはいえ、本当に多くの人間関係に頭を悩まします。このとき、とても重要なのは、「親が子どもに劣等感を植え付けてはいないか」です。現代は親も仕事にでかけて、なかなか子どもと共にする時間が少なくなりました。そして一日の中でようやく子どもと接する貴重な時間に、子どもの成績を気にしたり、他人の子どもと比較したり、そういう言葉を投げてしまうと、子どもの発達に悪い影響を与えてしまうのです。
だからこの時期、子どもに劣等感を抱かせないように十分な配慮が必要になります・・・!
私も親に他人の子どもと比較されるのはすごく嫌でした・・・。幼心で抱いたその感情は、恐ろしいことに大人になっても残ってしまいます。
見た目は小さくても、心は大人と同じ。生きている人間だから、大切に貴重に接してあげたいですね(^^)