「平和」に対する意識がもっとも高い都道府県はどこだろうと考えたとき、真っ先に浮かぶのが「広島」です。
広島は第二次世界大戦での原子爆弾がもっとも深く心に刺さります。私は広島には行ったことはありませんが、長崎の原子爆弾資料館に行きました。
原子爆弾の破壊力に、息をのむばかりでした。
人間の影が壁に残った写真は、絶句します。どれほどの威力があったら、影だけが残るのでしょうか。
被爆した肉体は、皮膚がただれ、深刻な副作用を起こし、今でも苦しんでいる人がいます。考えただけでも気が狂いそうですが、このような経験が、世界に「平和」を訴える強い光を放つことになりました。
広島大学では、平和を筆頭にした理念を5原則掲げていると聞きました。
(1)平和を希求する精神
(2)新たなる知の創造
(3)豊かな人間性を培う教育
(4)地域社会・国際社会との共存、及び
(5)絶えざる自己変革
大学で「平和」を念頭にした理念があることに驚きました。
世界平和を成していこう!と自ら立ち上がる力は、問題意識を持っているからこそ起こる力ですよね。
私たち一人一人、この世界で生きていく中で様々な問題意識を持って生きますが、問題意識を持つ人こそ、その分野の主人になるんじゃないかなと思います。鄭明析先生も、人生に対する問題意識が小学校の頃からありました。貧しさと虚しさの問題でした。だからこそ、聖書を深く読み、祈るしかありませんでした。
私たちにも必ず解くべき問題があり、行うべきことがあると思います。広島大学の力強い理念のごとく、私たちも成し遂げるべき理念を掲げて、前進していきましょう!