今日、インターネットをのぞいて、心が痛む事件を見ました。
人を愛する仕事とも呼べる、介護者の方が、入居者を暴行し暴言を吐くおぞましい事件でした。
あまりにも胸が痛みました。
考えても見て下さい。
人生７０年、８０年、９０年を生きてきた人生の暮れ時に、このような愛の無い言葉と行いを受けたら、
私は早く死にたいとすら思うでしょう。毎日がどれほど怖かったでしょうか。
私はおばあちゃんが大好きなので、こういうニュースを見ると、本当につらいです。
同時に介護職の社会的な待遇があまり良くないという背景が、このような事件を引き起こすのだという言葉も聞きます。
摂理でも福祉関係の仕事をしている人がたくさんいます。
それでも、一生懸命労苦しながら、人々の生を支えようと頑張っています。
ある子は「あまりにも身体が疲れて、利用者に優しくできない」と話していました。それくらい大変な仕事なのだなと、話を聞いて分かるようになりました。それでも、優しくしようと努める姿は、本当に美しいなと思いました。その姿が愛だと思いました。
介護に愛がなくなったら、今日のような事件が起こるのでしょう。
仕事について最近よく考えますが、
仕事も愛で行ってこそ、本当の仕事ができるのだなと感じました。
私がある人にどうしても御言葉を伝えたかったのですが、年齢的に離れているし、私が話しても上手く伝えられそうにありませんでした。
その時、その人のために毎日涙で祈りました。本当に心の底から愛して、祈りました。
そういうときに、ふと頭の中に「作品」が思い浮かびました。そして私はその「作品」を通して御言葉を伝えようと思い立ちました。
その人に向けて書いた作品でしたが、いろんな人に読まれるようになりました。そこで感動してくれた方もいて、とてもやりがいを感じたのを覚えています。
今日祈っていたとき、その時のことを思い出しました。
「あなたがその人を愛したから、その作品を書くようになったのではないか」
そういう考えが浮かんできたのです。
そう思うと。
人は愛した時に、真実に成そうとする御心を成せるのだなと思いました。
愛によって仕事もふさわしく行えるのだなと思いました。
ナイチンゲールもマザーテレサもいろんな有名な人も、それぞれの使命地で何をしたでしょうか。
「愛」によって、人々に奉仕し、人のために何かをつくろうとし、成し遂げようとしました。
世の中で、起業しよう！と思う人がたくさんいらっしゃいますが、「お金を稼ぐため」に起業する人は、絶対に続かないなと思います。
なぜなら、自分のためにする仕事は、仕事ではないからです。
仕事は、誰かの役に立つことだと思います。「事」に「仕」えると書いて、「仕事」です。
自分本位の仕事は、結局虚しいだけです。何も残りません。
愛によってする仕事が、本当に人の心にずっと残る仕事をしたのではないでしょうか。
私も、今は愛を育てている段階ですが、もっと愛に豊かな人になりたいと思います。
愛に豊かな分だけ、人を幸せにできると思うからです。
さらには、天が成したいことも成せると思うからです。
神様はこの地上を愛の世界にしたいとおっしゃいました。
聖書の中における第一の戒めはこうです。
「心と思いと命を尽くして、主なるあなたの神を愛しなさい」
第二の戒めはこうです。
「あなたの神を愛するように、あなたの隣人も愛しなさい」
つまり、愛の世界を成したいからこのように話すのではないでしょうか。
だとしたら、人生の半分以上を占める「仕事」というのは「愛」を成すためにあるのではないかと思います。
それぞれの個性に合わせて…必ずできることがあるのだと思います。
私も、もっと愛を育てて、愛で仕事をしていきたいです。
